虫歯のない子元気な子!14
投稿日:
カテゴリ: 虫歯のない子元気な子
こんにちは
鳩ヶ谷駅 徒歩4分 川口市坂下町の
歯科医院よつば歯科の豊崎です
11月に入っていよいよ冬がそこまできましたね
毎日天気予報と相談して服を選んでいます
今回は食育についての続きをお話ししていきます
学齢期(小学生・中学生)
この時期は、乳歯が徐々に永久歯に交換して、永久歯列が形成されます
将来のお口の形態と機能が完成していくこともあり、食育の基本となる歯と
口の役割と噛むことの大切さをさらに学習する時期でもあります
低学年頃に上下の6歳臼歯が生えてかみ合うと、食べ物を噛む力や
すりつぶす能力が高まるので、この時期にかたさや弾力のある
噛みごたえのある食べ物を噛むことを経験していきましょう
前歯が生えそろう時期は、前歯で食べ物を噛み切りひとくち量を知るため
にも、やや大きめに食べ物を切り準備するようにしましょう。
前歯が永久歯と生え替わる時期は、食べ物をこぼしやすく、
また噛む能力も低下します。このようなときは唇をしっかり閉じて噛んで、
飲み込むように促してあげましょう
食事時間もいつもよりゆっくりと取ってあげる必要があります
このようなことは奥歯が生え替わる時期にも同じように配慮が必要です。
料理に合った食器や食具を体験して、それらの正しい使い方を通して
食べ方、食べる姿勢など食事マナーを身につける重要な時期です
家庭や学校給食ではこの点を配慮した環境づくりを
周囲の大人が心がけていきましょう。
この時期、友人や家族との外食やコンビニ食などを食べる機会が多くなり、
味覚などが均一化してきます。幅広い味覚を好み体験することは、
地域の伝統食・物産を、豊かにおいしく食べるためにとても大切です
甘味、塩味は乳幼児から大勢に好まれる味ですが、苦味、辛味、渋味などの
味は人による好みに差が生じます。
この時期にさまざまな食べ物の料理を通して、よく噛んで唾液を出し、
これらの味を味わっておくことは、その後、砂糖など甘味嗜好に偏らない
食生活を送るために重要なことです
中学生くらいになると、生活習慣が乱れがちになる時期です。
食事が不規則あるいは少食・欠食になりがちで、間食や夜食で
食べる割合が高くなり、全体に軟食傾向になります
そこで、間食・夜食・飲み物類などの飲食類は控えめにして、
主食をしっかり食べてよく噛むことは、この時期の歯周病や
永久歯のむし歯を発生し進行することを予防します。
またこの時期は運動不足も加わって、肥満が増え動脈硬化を伴う
メタボリックシンドローム予備群がみられる時期でもあり、
この点からも規則的な食生活に努め、砂糖を多く含む間食・飲料類や
夜食を出来るだけ控えることが大切です